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田無演習林デジタルアーカイブズ

 田無演習林は1929(昭和4)年に東京帝国大学農学部林学科田無苗圃(または多摩苗圃)として林学第二講座(造林学研究室)によって創設されました。その淵源は1893(明治26)年に当時帝国大学農科大学にあった駒場に設置された、林学科附設の苗圃に遡ることができます。1956(昭和31)年に至って管理運営が林学科から演習林に委嘱され、1963(昭和38)年には名称を田無試験地と改めて組織機構の拡充などがあり、次いで1982(昭和57)年には用地の全域が林学科より演習林に移管され、2011(平成23)年に田無演習林と名称を変更しました。創設当初、約9割がアカマツ、コナラ、クヌギ等の武蔵野の雑木林の代表的な樹種が分布し、残り1割が畑地でありました。畑地の占める割合が少なかった理由として、水はけが悪く畑地に向かない土地が多かったためであります。その後、雑木林の多くは伐採され、育林試験地や見本林、樹木園等が造成されましたが、一部のアカマツやクヌギ、コナラ等は現在も残っています。建物については、庁舎、職員宿舎等の建設はほぼ予定通り1935年頃までに完成しました。今回、公開する大判図面は、創設当時の林相や土地利用区分、庁舎、職員宿舎の設計図、その他に第二次世界大戦でのB29の投弾位置図面など、学術的、歴史的に当時の様子がわかる貴重な資料であります。