『木曽式伐木運材図会』類似図とも少し似ていますが、森林の伐採や川流しの各工程を全13図で示してあります。それに説明文が付属しており、図面内の各ポイントを詳細説明しています。 なお、『林業大判教材』、『木曽式伐木運材図会』類似図、『近代林業解説絵図』については、千葉演習林の標本館(現在は森林博物資料館)に収蔵されておりますが、千葉演習林に収蔵されるに至った明確な経緯は伝わっていません。 東京大学千葉演習林は1894年に日本で最初に創設された大学演習林で、創設年から実習が行われた、林学教育の歴史的舞台です。長い歴史の中で東京のキャンパスから教材が移転されたとも推定されます。